青年をどうしても働かせたいのでござるな!!ビスマルクさん!!
さすが、ビスマルクに対する悪罵の書簡を膨大に残したマルクスに、
「御用新聞の紙面を開けさせるから、そこで政治経済評論を書かないか。もちろん信念に従って自由に書いてくれていいし、何の制約も付けるつもりはない」
と持ちかけたのに、マルクスに、
「だが断る!!」
と言われただけのことはある!!
その結果が▼『ビスマルク体制』なんですね、わかりますw
そんなおまえは▼半熟卵を乗っけたピザでも食ってろ!ピザ!!w
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で、このビスマルクさん、結構、考え方がミニマリスティックなんですよねぇ。
wikiによると、、、
質朴恬淡な性格で生活は質素だったという。
「私には椅子とテーブル、雨を防げる物があればそれでよい」
と語ったことがある。
70歳誕生日の時にはドイツ国民から誕生日プレゼントとして120万マルクという巨額の募金を贈呈されたが、そのすべてを教育者育成事業の資金に充てた。
ミニマリスティックというか、ストイック?
「ザ・ゲルマン民族」って感じですなぁw
ドイツで青少年の育成を目的とした▼『ユースホステル』が誕生したのもこの頃ですなぁ。
(なのでユースホステルにはゲストハウスにはない「ミーティング」や「門限」があったりするw)
しかし、タイトルのこの言葉、
青年に勧めたいことはただ三語に尽きる。
すなわち働け、もっと働け、あくまで働け。
いやー、ブログやtwitterで、日頃、
「働きたくないでござる!!」
とか言っている僕には耳が痛い言葉ですw
(でも学生時代から30代半ばくらいまではちゃんと全力で頑張って働いていたもん!!)
で、僕は今年の春、▼この本を読んで初めて知ったのですが、、、
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現代日本の、
「『正社員』になれば安泰!『正社員』こそが正義!『正社員』にあらねば人にあらず!!」
という、僕に言わせれば、
「世界の中で日本人しか信仰していない宗教」
は、すべて、この19世紀のドイツの、
『ビスマルクの思想』
から始まっているらしい。
現代日本の社会保障制度についても、、、
いやはや、さすが『合理主義者』と言われただけのことはある。
『鉄血宰相』にもほどがあるでしょう!!
鉄骨娘もビックリですよ!!w(例えが古いw)
すべての労働者を保護する気はなかったんだから、
こりゃマルクスも怒るわw
で、日本の明治新政府は、この『ビスマルクの思想』を全面的に社会保障制度として取り入れた。
戦後のゼネコン談合とか、完全に企業主体の『ニューディール政策』だもんなぁ。
そんな、
「『ビスマルク』と『マルクス』の代理戦争」
とも言える状態が、日本の戦後の『55年体制』だったんじゃないかと僕は思う。
で、確かに、▼wikiの『日本との関係』のところを読むと、、、
どうやら、明治6年(1873年)3月15日、ドイツを訪問中だった▼岩倉遣欧使節団がビスマルクから夕食会に招かれたらしいです。
その席で、ビスマルク本人から、
「我々は数十年かけてようやく列強と対等外交ができる地位を得た。貴方がたも万国公法を気にするより、富国強兵を行い、独立を全うすることを考えるべきだ。さもなければ植民地化の波に飲み込まれるだろう。」
と言われ、、、
当時、東アジアの小国で、日々、列強に怯えていた日本から来た岩倉遣欧使節団は、▼普仏戦争でフランスに勝利したばかりのドイツでそんなことを言われたものだから、、、
「さすがドイツ!俺たち日本人にできないことを平然とやってのけるッ!!」
「そこにシビれる!あこがれるゥ!!」
ってなっちゃったらしいですww
とりわけ大久保利通はビスマルクに強い感銘を受け、
「新興国家ヲ経営スルニハ、ビスマルク侯ノ如クアルベシ。我、大イニウナズク」
と書いている。
また西郷隆盛や西徳二郎などに宛てた手紙の中でもビスマルクのことを「大先生」と呼んでいる。
内務卿からしてやれやれですわw
あまりのドイツかぶれに大久保と幼馴染の▼西郷どんもびっくりですw
(そりゃあブチ切れて西南戦争起こすわ。。。)
西郷どんからしてみれば、もうその思想は▼ぶっ飛んでいたのかもしれません。
その後、1882年に憲法研究のためにベルリンを再訪した伊藤博文に法学者の▼グナイストを紹介したのもビスマルクらしいです。
山県有朋の東京の別荘▼『椿山荘』(うちから近いw)の居室の暖炉の上にはビスマルクとモルトケの銅像が飾られていたらしい。
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あと、wikiで笑ったのは、、、
戊辰戦争中、会津藩と庄内藩は武器の購入代金として蝦夷地(北海道)を植民地としてプロイセンに提供したいと駐日プロイセン公使マックス・フォン・ブラントに対して申し出ている。
ブラント公使はこれを本国のビスマルクに取り次いでるが、この頃のビスマルクは植民地獲得に関心を持っておらず却下した。
おい、やめんかいwww
これが実現していたら▼『るろうに剣心・北海道編』が読めなかったじゃないか!!w
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▼働きたくないでござる!!w
まぁ、要は、
明治政府がビスマルクをリスペクトしまくっちゃったおかげで、日本の社会保証制度、ひいては社会制度そのものが、それ以降、全部、『ビスマルクの思想』を反映された設計のうえで動いている
というわけです。
ただ、時代背景を考えると、その『ビスマルクの思想』は民衆にそこそこ受け入れられたんじゃないかと思う。
なんせ、その頃の日本は『衣食住』が決定的に足りてなかった。
明治・大正を過ぎ、やっと少し『衣食住』が足りてきた頃に、昭和恐慌からの第二次世界大戦の敗戦でリセットされ、その後は戦後の貧しい時期が続いた。
しかし、バブルが弾けた1990年くらいから『衣食住』は足りてきたように思える。
『失われた20年』といえど、食うに困って餓死したり強盗したりする人は少なかったように思える。
そして、2010年代の日本では、
人間に必要なのは▼『居・職・住』
とも言われ始めてきた。
「居・職・住」のバランスを保つために、生きたい場所で働く---京都移住計画代表・田村篤史氏インタビュー(小川 未来) | 現代ビジネス | 講談社(1/4)
僕自身も▼こんな記事を書いたことがある。
その後、▼こんな記事も書いた。
おそらく、ビスマルク以前、産業革命以前の人類は、
『住』居である「イエ」に人生すべてが従属していたんじゃないかな?
それは今でも田舎に行けば、まだその名残をみることができる。
▼日本人の『ウチ』と『ソト』の概念も、結局、その「イエ」という最小単位の延長から来ているようにも思える。
その後、ビスマルク以後、産業革命以後の世界は▼『職』業に人生すべてが従属するようになってしまったと僕は思う。
しかし、バブルが弾けた1990年代前半から、その『職』業が従属している▼『企業』が形骸化してくる。
- 作者: BJ ギャラガー,ウォレン・H.シュミット,BJ Gallagher,Warren H. Schmidt,田中一江
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僕の言葉で言うと、戦後の日本人があまりにも頑張りすぎたので、
「プロダクトの『生産性』」
がカンストしてしまったのだと思う。
でも、それでも真面目な日本人はそんな形骸化してしまった『カイシャ』に必死にしがみつこうとするから病んだり死んだりするんだと僕は思う。
そんな「日本人離れ」した思想を持つ僕は、今日も▼こんなつぶやきをしていましたw
月82000円で世界中に住み放題!!こんなサービスを待ってた!! / “世界を旅して働こう。 定額で世界中に住み放題「HafH(ハフ)」|株式会社KabuK Styleのプレスリリース” https://t.co/z2NKGBYqZc
— A1理論 (@A1riron) 2018年11月28日
テキトーに生きていきたい人は、万年人手不足の東京で働きながらブログを書き続け、ブログ収入と貯金を徐々に上げていって、一定額のブログ収入と貯金額とPVに達したらセブに無料英語留学して、その後、ハフを利用して世界中に住み続けるっていう人生がいいんじゃないかな?
『世界』が終わるまでは。
— A1理論 (@A1riron) 2018年11月28日
そして、▼10年間働いた介護福祉士に月8万円の処遇改善が行われる制度について、、、
なるほどねー。これは介護業界以外でも適用されるべき。今時、10年も同じ業界で働くなんて相当なレア人材だと思う(笑)昔は会社が自主的にそれをやってたんだと思う。 / “【朗報】来年10月の勤続10年の介護福祉士の月8万円の処遇改善…” https://t.co/Hl0x2oEeyk
— A1理論 (@A1riron) 2018年11月28日
僕は一貫して、
「今の日本は『人手不足』なのではなく『給与不足』!」
という考え方です(笑)
で、これは単純労働者やパート・バイトから高度人材まですべてにおいて言えると思っている。
働くくらいならブログ書くわ(笑)
— A1理論 (@A1riron) 2018年11月28日
まぁ、都内のコンビニみたいになるんだろうなぁ。 / “「出身国がどういう経済的状況であろうと日本人と同等以上の賃金で」安倍首相 | 注目の発言集 | NHK政治マガジン” https://t.co/5iPe710ay7
— A1理論 (@A1riron) 2018年11月28日
俺は金儲けがしたいんじゃない。
『自分らしく生きていきたい』だけだ。
そして、それこそが人生で一番、大事なことだと思っている。
— A1理論 (@A1riron) 2018年11月28日
そんな自由人がこの世にいるんですか!?(笑)
— A1理論 (@A1riron) 2018年11月28日
俺も部屋は3畳でも十分なんだけど、このシリーズ、その割には家賃高いんだよなぁ。それなら郊外で6畳で2万円代のほうがいいなぁ。9畳Q太郎(笑) / “わずか3畳……でも人気 都心で増える「狭小」賃貸物件 (1/3) - ITmed…” https://t.co/rfY4Gbereo
— A1理論 (@A1riron) 2018年11月28日
そして、明治や戦後の日本人が憧れまくった欧米に、むしろ▼早期リタイアする若者が増えている記事に関して、こうコメントした。
日本ではジョジョ第3部的な意味で若くしてリタイア(再起不能)する若者が多いよ!(笑) / “20代、30代でリタイアする「FIREムーブメント」が流行ってる | ギズモード・ジャパン” https://t.co/iLrYfm87CC
— A1理論 (@A1riron) 2018年11月28日
それについて、ブログを書きながら▼働いたり、働かなかったりを繰り返している、ブログ仲間のヒメネー様は、、、
年末年始は働きに出ます!
•正月手当てが出る
•正月モードの家がイヤだ
•正月が面白くないイベントや人がマッタリしてる時は稼ぎ時ですわ。
— ヒメネー@節約セレブ (@clean_high) 2018年11月28日
▼こんなコメントを残してくれました!!
26歳の時に貯金30万円でセミリタイアしたら貯金が倍になったよ。 https://t.co/L9V0vVbEVA
— ヒメネー@節約セレブ (@clean_high) 2018年11月28日
俺もそう思うんだよねぇ。
あと、働いてると『普通の人』っぽい感覚も保てるしなー。
日本ではリタイアして精神が暴走してる人が多い気がする(笑)
— A1理論 (@A1riron) 2018年11月28日
働きたいでござる!!
絶対に働きたいでござる!!(笑)— A1理論 (@A1riron) 2018年11月28日
ヒメネー様は、
「おカネを稼ぐための仕事」
ではなく、それら、『おカネ』という要素をろ過した、純粋な、
『仕事』
を楽しみながら、ブログも書いて、軽やかに生きているようにも思える。
まぁ、そんな▼僕もヒメネー様やたんたんと基本的に同じようなスタンスで生きているw
『労働市場』という同じゲームのフィールドで戦ってる人間のブログ記事だから、同じ労働者である読者は面白いんだろうな。
『労働市場』からログアウトしてしまった人の記事は、記事単体では検索で読まれるかも知れないけど(お店の紹介記事とか)、同じ労働者としてはリアリティがないんだろうな。
— A1理論 (@A1riron) 2018年11月28日
やはり、リアリティこそがエンターテイメントだった(笑)
露伴ちゃんは正しい!!(笑)
— A1理論 (@A1riron) 2018年11月28日
僕にとっては、入ってくるおカネがわずかでも、ブログを書き続けること自体が『仕事』なんです。
常に質素倹約なミニマリスト生活で、ドイツ国民から誕生日に120万マルクという巨額の募金を贈呈されても、そのすべてを教育者育成事業の資金に充てたビスマルク。
彼が青年たちに言いたかったことは、もしかしたら、
「おカネを稼いで豊かになれ!!」
ということではなく、
「若い頃は仕事でいろんな経験を積むことで、自分に合った『天職』や『生き方そのもの』を見つけていくべきだ。この俺の青春時代のように。」
と言いたかったのかもしれない。
もしかしたら、それこそが『ビスマルクの思想』の本質であり、
バブル以降の、モノに溢れた時代の我々はそれを曲解し、「履き違えてしまった『制度』」の上に、今、生きているんじゃないかな??
って、まぁ、たいして働かず、自分の好きなことだけして生きている自由人のおっさんのこんなたわごとのような記事が『バズってどうする!?』