今夜は『世界のYKK』と呼ばれる日本のファスナー会社を設立した吉田忠雄さんと言う人の明言を取り上げてみました。
YKKと言えば、バックパッカーの教祖とも言われる蔵前仁一さんが、アジアを旅していた時に買った現地のカバンのファスナーがぜんぜんダメで、日本のカバンについていたYKKのファスナーが優秀過ぎて、現地で買ったカバンのファスナーを外してYKKのファスナーをとりつけていて、
「日本にいた時は『世界のYKK』ってなにを偉そうに言ってるんだって思ってたけど、本当に『世界のYKK』だった!」
って書いてたなぁw
で、今調べたら、▼YKKは国内市場の95%、世界でも45%のシェアを誇るらしい!
ウィキペディアによると、この吉田さんは1993年に亡くなっているので、この言葉はおそらく80年代くらいに発した言葉なんじゃないかと思います。
で、この言葉はそれから30年くらい経った今でもまだ言われ続けています(笑)
というか、未だに日本はちゃんと『国際化』も『情報化』もされていません(笑)
さすが東洋のガラパゴス!!(笑)
日本の場合、『国際化』する前にインバウンド需要が増してしまって、外国人が日本に押し寄せるようになってからあたふた、という感じ。
『情報化』というのは、たぶん今で言う『IT化』のことだと思うんですけど、これも「なんだかなぁ」な感じでゴタゴタしてるうちにアプリケーション層よりさらに上のTwitterやFacebookが出てきて、あたふた、的な(笑)
吉田さんがあの世で泣いてるぞ(笑)
YKKの人が「KY過ぎる!」って泣いてるぞ(笑)
ちなみに関西のトンカツ屋さんは「KYK」だ!全く関係ないけど!!(笑)
しかし、この例を見ても、日本の場合、外圧がないと何もできない、本当に島国なんだなー、と思います。
で、『外国では普通のこと』をしようとしたら叩かれる。
ゲストハウスなんて、アジアで日本にだけなかったのに、作ろうとしたら、日本のおっさんから、
「ヒッピーの溜まり場を作ってどうする!」
と言われる始末。
なんというか、
時代の先を読めない人の力が大き過ぎる。
だから、優秀な人間ほど、海外に出て行ってしまう。
そりゃそうだ。こんな国にずっといたら気が狂う。
『頭の悪い人』が仕切ってる組織には用がないんです。
滅びることが目に見えてるから。
ただ、最近は『頭の悪い人』が本格的に詰み出してきて、日本もいよいよ「ちゃんとした国」になりつつあるような気がしてきた。
それは日本人や日本社会が変わってきたというより、
世界のフラット化に抗えなくなってきた
というほうが正確な気がする。
そうなってくると、日本を出て行くよりも、日本の地方でまったりと余生を過ごすほうがコスパいい気がしてきた今日この頃の僕です。
あ、こんな「国際化」にやる気ない記事が無駄に「情報化」したはてなブックマークで『バズってどうする!?』