本日、クラウドファンディングサイト最大手の『CAMPFIRE』代表の▼家入一真さんの新刊を読みました!
なめらかなお金がめぐる社会。あるいは、なぜあなたは小さな経済圏で生きるべきなのか、ということ。
- 作者: 家入一真
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2017/08/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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実は僕は昔は家入さんに関しては、正直、印象がよくなかったですw
(ファンの方、すみません。。。)
なんか、イベントには来ない、某シェアハウスの管理は放置、40万円くらいのおカネを返さない、、、、
で、某学費を集めるサービスに関しては、僕は昔、某大学の学生寮で資金がなさすぎて困ってた寮祭実行委員が同じようなことをやって、逆に、お金が集まり過ぎて困ってた、というパターンを学生時代に既に知ってるので、結果を見て、
「ああ、そうなるよ、絶対。」
って思った。。。
さらに都知事選に出た時には、
「もう、何やってるんだか。」
って思ったw
本当、▼こんな感じw
ただ、2013年秋の早稲田祭のイベントで話している本人を見て、
「意外と、変な人じゃないな。」
と思った。
で、ここ最近のCAMPFIREの躍進を見ていて、やっと興味を持ったw
そして、今回のこの本(タイトル長いので割愛w)で、
なんとなく、思想がわかった。
おそらく、家入さんのウリは『思想』であって、『行動』じゃない、と思った。
『行動』はたぶん氷山の一角で、しかもその氷山の一角があんまりいい色をしていないw
でも、家入さんの『思想』を理解してやっと、家入さんは、
『愛すべきキャラ』
になるんじゃないかと思ったw
今回の本には、その『思想』がたっぷりと詰まっていると感じた。
というわけで、今回の記事では、僕がこの本で「面白い!」と思ったところを引用しながら感想を書いていきたいと思います!
この本のテーマは『小さな経済圏』なのだろうな。
その言葉が頻繁に出てくる。
そして、冒頭からミニマリズム考察w
で、僕自身は、生来、物欲がない『先天的ミニマリスト』であり、特に最近流行っているからと言ってミニマリズムに目覚めたわけでもない。
黒田官兵衛と同じく、生来、
「欲望の総量が少ない」男
なんだろうな。
他の99%の男に比べて、
「欲望の種類が違う」
と言ってもいいかもしれない。
(もしかしたら、「男」よりも「女」のほうに近いのかもしれない。)
そういう人間は、20世紀までなら、
「根性出せ!」
「もっと頑張れ!」
「女々しい!」
って言われていたんだろうな。
僕はただただ、
「誰とも争わずに生きていきたい」
という思想を持って生きているだけだ。
それが21世紀になって、ちょっと評価されてきたのは、
「プロダクトの『生産性』」
がカンストしたことにより、世の人にも資本主義の限界が薄々わかり始めてきたからなんじゃないかな?
小さいことはよいことだ。
今までずっと重厚長大こそが正義だった時代の日本で、
『ミニマムに生きていくこと』
こそが見直されるフェーズに入ってきたんだろうな。
ちなみに、アメリカに毒される前の日本人は、本来、ミニマリズムで、ベジタリアンだったと僕は思っている。
僕も自他共に認める草食男子ですw
でも、僕は『社会が成熟してきた』というよりも、
▼『情報革命』こそが『資本主義』を克服しはじめている
という考え方かな?
人類は『情報革命』により、『資本主義』をも克服しようとしてるんじゃないかな? - A1理論はミニマリスト
確かに、飢えることが無くなってきたけど、
まだまだ社会は『成熟』してない
と僕は思う。
そして、
もっと、もっと『成熟』するべきだ!
と僕は思う。
(だから僕はブログを書き続けるんだろうな)
僕は家入さんよりひとつ年上の77世代ですが、根っからの草食系男子で、先天的なミニマリストw
まぁ、世代じゃなくて、そういうキャラなんだろうな。
「いつの時代でも先天的なミニマリストは存在していた」
というのが僕の持論だw
ググった!
「あなたのお食事は、前に来たお客様によって支払われています」”恩送り”を体験できる優しいレストラン「カルマキッチン」 | greenz.jp | ほしい未来は、つくろう。
無銭飲食は続出しないのか!? 次の客の飲食代を好きな形で支払うカルマキッチンを始めた米国人ニップン氏にインタビュー | Pouch[ポーチ]
神田にある▼『未来食堂』に近いな。
1日1メニューの定食屋「未来食堂」 チェーン店からの学びとは?
僕も、昔、インドのヒンドゥー寺院で無料でカレーを食べたこともあるけど、
「なんて豊かな世界なんだ」
って思った。
ヒンドゥー寺院等、
そこで得た▼『カルマ』を他者に渡していく社会
こそが本来の人間社会なのかもしれない。
人類は『資本主義』という流行病から早急に回復するべきなんだろうな。
なめらかなお金がめぐる社会。あるいは、なぜあなたは小さな経済圏で生きるべきなのか、ということ。
- 作者: 家入一真
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2017/08/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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『カルマ』つながりで言うと、クラウドファンディングも、
『カルマ』をおカネを利用して可視化している
ようなものなんだろうな。
僕もいろんなクラウドファンディングを見てきて、
「初動」が大事
だと思ったし、
「初動」を支えるのは身近な「友達」
だとも思った。
今まで身近な人に貸していた『カルマ』を返してもらって、それを見た第三者は、
「ああ、この人はそれほど『徳の高い』人なんだ」
って思って、さらに支援が集まる、みたいな。
今までの資本主義社会という『大きな経済圏』では、テレビに出てる人に、わけもわからず、傾斜的におカネが集まってきていた。
ミスターサタン的なw
けど、
「それじゃあ、マイクロに困ってる人は救えない」
って、多くの人は思い始めてきたんじゃないかな?
ちなみに『VARU』もクラウドファンディングと同じで「初動」は友達がカルマを集めてくれるけど、その後、集まって来る人はカルマもヘチマも理解しない『投機家』ばかりで、結局、バブルになるだけだと僕は思う。
それって、結局、
「資本主義を卒業できてない」
って思ってしまう。
なるほどー!おもしろい!!
日本の奨学金もこういう『出世払い』制度にするべきだw
就職できてない、就職しても生活ギリギリ、結婚しても生活ギリギリ、な感じの人からも一律で同額を取り立てようとするから『奨学金貧乏』になるんじゃないかな?
ま、奨学金というより、
日本の大学が授業料高過ぎる上に、授業に関しては現実社会においては全く意味がないのが問題なんだけれどもw
いやはや、人類はもっと『成熟』するべきだ。
おカネを貯める時代ではなく、『カルマ』を貯めて行く時代になってきたんだろうな。
で、
その『カルマ』を貯めるのも、使うのも、『スマホ』みたいな。
資本主義の最終形態がスマホで、でも、そのスマホで貯めるのは、結局、『カルマ』というところに、
社会的動物である『人間』の「面白み」がある。
『人間版SEO』って、ブロガー以外にはあんまりピンとこない言葉かもしれないけど、、、
ま、これからは人間が『食べログ』化していくってことなんだろうな。
『食べログ』人間の星の数こそが、すなわち『カルマ』ってことで。
おそらく、家入さんは『ポスト資本主義』社会の▼「アーリーアダプター」過ぎたんだろうな。
『ポスト資本主義』社会の「アーリーアダプター」達の『情報ノート』に俺はなる!! - A1理論はミニマリスト
で、▼どうしても『キャズム超え』が待ちきれない大人の1人なんだと僕は思う。
どうしても『キャズム超え』を待ちきれない大人たち。 - A1理論はミニマリスト
でも、それを大多数の大人は理解できない。
なぜなら、大多数の大人は頭に刺さった『資本主義』という名の「イルミの針」を自分のチカラで抜くことが出来ないから。
なめらかなお金がめぐる社会。あるいは、なぜあなたは小さな経済圏で生きるべきなのか、ということ。
- 作者: 家入一真
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2017/08/26
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これは僕も思っていて、21世紀には▼『おかえり』が大事だと思っている。
いつ来ても『おかえり。』『またね。』と言ってくれる場所は「コミュニティの『生産性』」が高い場所なんじゃないかな? - A1理論はミニマリスト
そういう場所こそが、
「コミュニティの『生産性』」
が高い場所だと僕は思っていて、
そいういう場所に集まって来た人の手から、物理的・仮想的な『モノ』が作られていくのが21世紀という時代
だと僕は思っている。
『モノ』を作る場所に『ヒト』が集まって来た20世紀という時代が、人類の歴史上における「異端な世紀」で、その20世紀のマインドコントロールからまだほとんどの人間が目覚めてないってことで。
ああ、これは典型的な『ダメな地方のゲストハウス』と一緒だと僕は思ったw
『ダメな地方のゲストハウス』は、
とにかく「移住者を集めないと!」
という前提があって、
「近頃、流行ってる『ゲストハウス』なるものを作ればいいんじゃないか!?」
と、見様見真似龍槌閃でオシャレトロなゲストハウスを作ってみたはいいけど、
結局、人が集まらなくて、おカネの無駄使い
みたいなw
まさに、
『仏作って魂入れず』
みたいな。
ま、
それに多くの人が気づくのは、僕は早くても2020年以降だと考えていますw
それに関して詳しくは▼こちらの記事をご参照くださいw
『まちのゲストハウス考』は21世紀の地方都市の未来が詰まったステキなエッセイ集!イラストも可愛いよ! - A1理論はミニマリスト
- 作者: 真野洋介,片岡八重子,明石健治,豊田雅子,飯室織絵,加納亮介,蛇谷りえ,井筒もめ,森岡咲子,武田昌大,田中惇敏,西村祐子,Yone(米村知倫)
- 出版社/メーカー: 学芸出版社
- 発売日: 2017/03/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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結局、ゲストハウスに関しても、シェアハウスに関しても、コワーキングスペースに関しても、そしてこれから始まる全国に広がる『リビセン』に関しても、クラウドファンディングと同じ、結局、
「オーナーのカルマ」が大事なんじゃないか?
と僕は下諏訪のマスヤゲストハウスとかにいるといつも思う。
友達メインの「初動」のカルマがあれば、そこからだんだんと第三者が集まってきて、カルマがどんどん大きくなっていくんじゃないかと思う。
実際、僕もマスヤゲストハウスに「カルマ」を感じたから、ブログに書いて、さらにそれに引き寄せられるようにブログ仲間やブログ読者が泊まりに来ているわけで。
そして、そのマスヤゲストハウスが下諏訪に来る要因も、下諏訪の御田町商店街に『カルマ』が貯まっていたからなんじゃないかと僕は考えている。
で、この本は途中で対談が入りますw
ここは元ニートのphaさんのパート!w
持たない幸福論 働きたくない、家族を作らない、お金に縛られない (幻冬舎文庫)
- 作者: pha
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2017/08/04
- メディア: 文庫
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シェアハウス『ギークハウス』を主宰するphaさんとの対談で、シェアハウス『リバ邸』を主宰する家入さんは、
「よりアンダーグラウンドに行ってしまう人の1つ手前の受け皿」
と言っています。
僕が大学時代4年間住んでいた学生寮もまさにそんな感じで、変な学生ばっかりだったw
(そもそも大学自体が変人ばっかりなのに、そのさらに変人集団w)
で、暗い話だけれども、そんな学生寮を卒寮した何人かが、卒寮後、自ら命を絶った。
とある後輩なんて、卒寮してすぐの4月に自殺した。
それはおそらく、卒寮と同時に自分の属するコミュニティが消滅してしまったことで、絶望して、
「もう、死んだ方がマシだ。」
って思ってしまったんじゃないかな?
そういう『学生寮系』のシェアハウスが、『リバ邸』であり、『ギークハウス』なんだろうと思う。
けど、
この本では『リバ邸』より『ギークハウス』のほうがヤバい
と家入さんは言ってて、phaさんはそれに反論は特にしてないけど、、、
僕の持ってる情報の中では『ギークハウス』より『リバ邸』のほうがヤバいと思うw
「コミュニティ・ロス」状態の人にとっては、コミュニティなんて、どこだっていいんですよね。
まさに▼『13番目の客』の床屋みたいなもので。
世にも奇妙な物語『13番目の客』出られない奇妙な床屋に迷い込む!
なので、そう言う人はネットワークビジネスにハマってしまったり、タイや香港で宝石詐欺やギャンブル詐欺にあってしまう。
本来は宗教とか、日本の大企業とかが、人類のそういう「コミュニティ・ロス」を解消してたんだろうけど、無宗教で、かつ、日本企業が従業員を抱えきれなくなった時代に、大量の「コミュニティ・ロス」な人間や鬱病の人間が増えているんだろうな。
これは大事ですな。
というか、これも結局、『カルマ』ってことなんでしょう。
1人で生きていける人間なんて、究極的にはいなくて、いろんな人に『カルマ』を貸したり、借りたりしないといけない。
逆に言うと、それが上手く機能してなくて、
「騙したモン勝ち!」
な人間が横行していた時代が、
「資本主義社会という名の封建社会」
だったのかもしれない。
これは佐々木さんだったか、YADOKARIの2人だったかも言ってたな。
「オランウータンの社会はメスどうしがコミュニティを作ったほうが上手くいく」
みたいな。
おそらく、男はデジタルな物事をデジタルに情報処理することが得意な脳構造をしているんだろうな。
で、女はアナログな物事をアナログに情報処理することが得意な脳構造をしているのだろう。
20世紀という、人類が、
「プロダクトの『生産性』」
を最優先していた時代では、デジタル処理できる脳構造の個体が重宝されたんだろうな。
しかし、コンピュータの発達によって、デジタル処理はコンピュータのほうが速く、正確に行えるようになってきた。
おそらく21世紀は「アナログ処理の復権」になるんじゃないかな?
なぜなら、21世紀に大事なのは、
「コミュニティの『生産性』」
になると僕は思うからだ。
しかし、「デジタル」「アナログ」「男」「女」等の二項対立ではなく、僕が一番大事なのは、
『デジタル・アナログ変換機能を持つ個体』
だと思っているし、そういう個体が『カルマ』を積み上げていけるんじゃないかな?
つまり、
「コミュニティの『生産性』」
を、より高めていける個体。
20世紀は、
「頭の良い人」
が評価されてきたのだろうけど、、、
21世紀は、
「頭の柔らかい人」
が評価される時代になってくるんじゃないかな??
ああ、これもダメな移住政策ですなw
「キミは当社になにを貢献してくれるのだね?」
っていう日本の企業と代わらない。
その時点で20世紀の「イルミの針」が抜けてない。
僕にとってはこれは完全に下諏訪ですw
もうね、東京でしばらく働いたあとは、下諏訪行かないと、やっていけませんわww
本当、90年代のインターネットは敷居が高かった。
僕が最初にPCに触ったのは大学のメディアネットワークセンター内だったし、当時は学生寮にもネットが引かれてなかった。
実家にPCがある学生とは就職活動にも差が出て来てて、
「なんて世の中は不平等なんだ」
って思ったw
(ま、その考え方は僕の人生を貫いている思想なんだろうな)
おカネではなく、
『内的欲求』を満たす時代
だと言う家入さん。
ま、そういう時代には、ブログに自分の意見を書いて、それに引き寄せられてきた、自分と親和性の高い人とメインに付き合って行くのが一番理想的な生き方だと僕は思いますw(A1理論!)
日本の空き家率は年1%ずつ上がっていく。
しかも、それはちょうど西暦の下2桁とほぼ連動しているから非常に覚えやすい。
今、2017年だから、空き家率は約17%。
来年の2018年は、空き家率は約18%。
日本はどんどん「タダの家」が増えていき、そして、どんどんリモートワークやバーチャルオフィス等が増えて行くだろうから、これからは生きるのに必要な生活費はどんどんミニマムになっていくと僕は思う。
わかるのかよ!w
ま、僕はずーーーっとミニマリストですけどねw
そもそもモノを買う理由がよくわからないし、そもそもモノを買うのがめんどくさいww
日本の高齢者って、おしなべて情弱で、大量のおカネを持っていて、寄付はしたいんだろうけど、クラウドファンディングとかを知らないから、結局、ベタな赤十字とかユニセフとか日本ユニセフ()とかに振り込んでしまうんだろうな。
あとは、オレオレ詐欺にわかってて振り込むおばあちゃんとかもいるらしい、
「振り込んであげるから、もうこんなこと、やっちゃダメよ。」
みたいな感じでw
でも、それって、結局、『資本主義』という「イルミの針」が抜けてない人間におカネを渡しちゃってるだけで、、、
これから大事なのは、『資本主義』という「イルミの針」を自力で抜ける人達、つまり、
『ポスト資本主義』社会の「アーリーアダプター」達の間でおカネが回っていくこと
なんじゃないかと僕は思う。
『小さな経済圏』は、もう少し、大きくなってもいいと僕は思う。
「好きなことだけやっててもギリギリ死なない」
くらいにはw
というわけで、クラウドファンディング、「小さな経済圏」、コミュニティ、資本主義の終焉、等に興味がある方は是非是非▼この本を読んでみてください!
家入さんの本を読んだことがない方にもオススメです!!
なめらかなお金がめぐる社会。あるいは、なぜあなたは小さな経済圏で生きるべきなのか、ということ。
- 作者: 家入一真
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2017/08/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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