今日、仕事の一環で、某サービスのコールセンターに電話した。
そしたら、ものすごく横柄な人が出た。
それでも、横柄なだけで言ってることが筋が通っていればいいんだけど、筋が通ってない。
で、「少々、お待ちください」で延々と電話口で待たせる。
その話をあとで同僚達にしたら、
「あそこはこの4月から品質がより低下した。」
と、口々に言う。
僕は、
「はは~ん、さてはこの4月から、予算をさらに絞ったな。」
と思った。
おそらく、こんなところだろう。
予算を絞ったために、優秀な人間は時給が上がらず、3月末で退職。
で、4月から時給の低い新人が入ってきて、研修もままならない時点で現場に入り、ジャンジャン鳴る電話に、質の低い受け答えになってしまう。
たぶん、時給の低い人は二重派遣、三重派遣、もしくは孫請けの、そのまた孫請けとかも多いだろう。
で、そんな奴らは「辞めてもいい時給」なので、すぐ辞めたり、ある日いきなり来なくなったりして、その度にまた時給の低い人間をぶっこみ、またぶっ飛んで、また時給の低い人間が入り、、、
の永久機関化してしまっていると思う。
結果、サービスはどんどん低下し、客が離れ、さらに予算が減り、さらに時給が下がり、さらにサービスが低下し、、、
の悪循環にハマってしまっている気がするw
で、これは多分、日本のいたるところで起きている現象だと僕は思う。
時給の低い人間が入っては辞め、入っては辞め、の永久機関状態。
昔、いっしょに働いていた年上の人がよく言っていたこと、
「この世には2通りの人間しかいない。『存在意義のある人』と、『存在意義のない人』。」
※その人の意見です
ペーペーが入っては辞め、入っては辞めの永久機関の根本的な原因は、日本が、
上層の『存在意義のない人間』が無駄に高給かつ、雇用が守られており、
『存在意義のある人間』がスペックの割に理不尽に給与が低く、さらに理不尽な理由で雇用が突然切られるからにあると思う。
で、その『存在意義のある人間』が抜けた穴には、下層の『存在意義のない人間』が低品質で入る。
『存在意義のある人間』は給与は低いなりにも、そこそこの仕事を見つけ、ステップアップしていく。
もしくは、この国の制度自体がアホらしくなって▼ミニマリスト化するw
『無能な働き者』を指揮官にするような国では『有能な怠け者』はミニマリスト化すると思う。 - A1理論はミニマリスト
日本は
労働コスパは悪いけど、
隠居コスパはサイコー!
だからだw
そんな国では、
「働いたら負け」
になるw
そんな超絶人不足の時代に、安月給で複雑なサービスのコールセンターなんて、どんどん質が低くなっていくに決まってる。
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という記事を今夜は書くぞ!
と思っていた時に、とれいCがタイムリーな記事をブコメしてたw
自分だけじゃなくて全体的にみんなお金ないとなんかどんどん安心しちゃうよね・・・(*´∀`) だめかな?w / “【悲報】先進国のつもりだった日本、労働賃金が先進国最低まで低下。物価はもはやタイと同等に : IT速報” https://t.co/SVY04E7qVK
— とれいC (@sakenomitracy) 2016年4月15日
元記事は▼こちら!
いつの間にかアジアの「安い国」になっていた日本 米国の最低賃金が15ドルに!なぜ日本では賃金が上がらないのか | JBpress(日本ビジネスプレス)
重要部分を引用します!
米カリフォルニア州議会は3月28日、最低賃金(時給)を15ドル(1680円)に引き上げることについて合意に達した。現在カリフォルニア州の時給は10ドルだが、これを段階的に15ドルまで引き上げる。最終的には2022年までに15ドルとなるが、規模の小さい企業については引き上げ期限に1年間の猶予が与えられるという。
一方、日本は人手不足が続いているにもかかわらず、賃金は下落したままである。労働市場がタイトになれば、人件費は高騰するはずだが、日本ではなぜかその兆候が見られないのだ。
総務省が発表した2月の失業率は3.3%と、現在の日本は、ほぼ完全雇用に近い状況となっている。失業率はリーマンショック後に上昇したが、その後は一貫して低下が続いており、企業は人員の確保に苦労している。
人手不足なら賃金が上がるのが普通だが、日本では上がるどころかむしろ下がっている。厚生労働省が発表した2015年の実質賃金はマイナス0.9%となっており、賃金の下落はこれで4年連続となった。物価の影響を考慮しない名目賃金も横ばいが続く。
安倍政権は3年連続で財界に賃上げを要請しているが、思ったような効果は得られていない。企業は人を減らさずに総人件費を抑制しようとするため、賃上げを抑制してしまうのだ。このような状況で無理に賃上げを実施しても、所定の利益を確保するため企業は値上げに踏み切る可能性が高く、インフレを誘発するだけで終わってしまうだろう。
値上げできない企業は下請けへの値引き圧力を強める可能性が高く、今度は下請け以下の企業で、賃金の抑制効果が働いてしまう。
日本では上層の『存在意義のない人』の雇用を守るため、それ以外の人間の給与がミニマムになっていくw
それでも『存在意義のある人』は、頭を使って、独立して会社を作ったり、あんまり働かなくてもいいシステムを構築したり、家賃や物価の安い地方でラブ&ピースなミニマム隠居生活を送ったりするw『20代で隠居』の人みたいにw
問題は下層の『存在意義のない人』が、「辞めてもいい給料」で雇われ、企業はサービスを維持するだけのために低い時給で永久機関を回し続けることなんじゃないかな?
かくして、人不足の時代に日本のサービス品質はどんどん低下していく。
そのうち、東南アジアのほうがサービス品質が良くなる時代になるかもしれないし、すでにもうなってるのかもしれない。
ま、驕る平家も久しからず。
『アジア唯一の先進国』『世界第二位のGDP』
を誇った日本も『盛者必衰の理』には勝てなかったということか。
「すべての道はローマに通じる」
と言われたローマ帝国も、『ヘタリア』なんて呼ばれてるしなw
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※ちなみに上記エピソードは身バレを防ぐために所々、フェイクが入っています!w