「コスパ」
この言葉、いつから使われるようになったのでしょう。
僕的には10年くらいまえから「コストパフォーマンス」という言葉がやたら頻繁に使われ始めた気がします。
「コスパ」と略されてよく使われるようになったのはここ5年くらいかな?
かくいう僕も、いわゆる『コスパ厨』です。
『先天的ミニマリスト』と言えば聞こえはいいですが、要は『コスパ厨』なので、モノはほとんど買わないだけです。
買ったあげく、捨てるなら、最初から買わないほうがいいに決まってる。
最初から買わないなら、家も最初から小さいほうが敷金礼金も抑えられるし、モノがなくなってからの引っ越しの手間もないし、引っ越し費用も発生しない。
それで浮いたお金は「学費の借金」か「親の借金」の『双子の赤字』の返済に充てたほうが絶対に『コスパ』がいい。
実家がなくなってしまうと親が路頭に迷うので「親の借金」を返済するのは絶対的に第一優先。
それが落ち着いてきたら「学費の借金」を繰り上げ全額返済することが第二優先。
なぜなら日本育英会(現在の日本学生支援機構)の第二種奨学金は利子が付き続けるし、毎月の返済額(約2万)も大きな負担だからだ。
なので、人生の第一優先は『双子の赤字』の解消以外のなにものでもなかった。
それ以外に時間やお金を使うのは、すべて『コスパ』の悪い行為だったのだ。
ただ、おかげさまで30代前半でその『双子の赤字』がようやく落ち着いてきた。
32歳で奨学金を全額返済した時は、まさに18歳から患っていた病気が全快したような気がした。
けど、2、3年経つと、なんだかわけがわからなくなってきた。
もうね、本当に▼こんな感じです!
自由になりたいと思ってたら訳わかんなくなった話!! | 旅のふりーご
いや、「わけがわかならくなった」というより、逆に、「宇宙の真理」に気付いてしまった、と言うほうが正確なのかもしれない。
その 「宇宙の真理」とは、、、
「生きていること自体がコスパ悪い!!」
ということだった。
生きているだけでメシは食わないといけないし、家賃も払わないといけない。
年金も払ってないバブル脳のDQN親の老後の世話もしないといけない。
こら、コスパ悪いわwww
まぁ、釈迦も「生」「病」「老」「死」がこの世の苦しみ、と言ってたくらいだから、
「生きること」は、「病気」「老い」「死ぬこと」と同じくらいの苦しみなのかもしれない。
(いや、「死ぬこと」のほうがもしかしたら楽かも。)
徳川家康も、
「人の一生は重荷を負て遠き道をゆくが如し。」
と言った。
僕的に超訳すると「人生自体罰ゲームだ。」ということなんじゃないかな?
なので、「生きること」自体がコスパ悪いのに、
その人生の中で好きでもない仕事をしている時間はコスパ超悪いと思った。
人生は「好きな仕事」をやってこそ、やっと、まぁ、「とんとん」くらいかな、と思った。
ジョブズはアップルに帰ってきてから無給で働いたというけど、無給とか、お金を出してまでしたい仕事こそが、ただでさえコスパの悪い人生を「とんとん」にさせる唯一の方法な気がしました。
短い人生、誰になんと言われても、「好きな仕事」だけしよう!!
そしてその「好きな仕事」を楽しそうにしている自分を応援してくれる人を見つけよう!!
と、僕は思いました。
ちなみに▼この本、超絶オススメです!!
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